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社長挨拶

私は、1998年に始まった電子書籍コンソーシアムジャパンに参加し、衛星からのダウンロード実験にも参加しました。

そして、10年前から電子書籍の制作会社を設立し現在に至っております。

私は、シャープのZAURUSを1号機から十数世代に渡って使い始め、ZAURUSで電子書籍の可能性を実感致しました。

出版物の電子化は、必然的でこれを止めることはできないと思いました。

書店を経営しながら電子化の流れに逆らえないと考えました。

どんな世界が待っているか大きな変化がはじまる事を感じながらはじめて行きました。

しかし、紙の本が今の勢いでマーケットを縮めて行くことになるとは全く予想できませんでした。


明治維新の後、夏目漱石が講演しています。

西洋化にのってしまった日本は、涙を呑んで上滑りすべって西洋化の流れに乗っていくしかないと話したのです。

国によって状況は違いますが電子化の流れを止めることは不可能です。

出版物の電子化も、上滑りにすべっていくしかありません。行きつく先はまだ誰もわからないと思います。

携帯電話の発展の速度を誰が予測したでしょうか。我々の想像を遥かに上回る勢いでした。

携帯は、今やポータブルパソコンです。これからも我々の想像を超えた進化を続けて行くことは間違いありません。

鉄道列車、自動車、飛行機などと同じように、紙の本と電子書籍は共存して行くのだと考えています。


立花隆先生が十数年前、広辞苑と百科事典そして数百冊の本が一元管理され横断検索ができるようになれば

今の3倍の本を書くことができるとおっしゃっていました。

里中満智子先生は、スピーチのたびに「手のひらに図書館を」と夢を語っていました。

そして今それが実現しつつあります。

北海道の旭川からその一翼を担っていく覚悟です。

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